関東地方の医学部受験を、
数字で読み解く
関東には、筑波大学、群馬大学、千葉大学、東京大学(理科三類)、東京科学大学、横浜市立大学の6つの国公立医学部があります。栃木県と埼玉県には国公立の医学部がなく、近隣の大学が主な志望先になります。6大学の配点、二次の比率、実質倍率、合格者の得点率を並べて、志望校選びのヒントをまとめました。

関東の国公立医学部 一覧
| 大学 | 募集人員 (2026・一般選抜) | 配点 共通+二次 | 二次の比率 | 実質倍率 (直近の公表値) | 合格者の得点率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 筑波大学 | 前期 一般44・地域枠13 | 950+1400 | 約60% | 2.5倍(2025) | 総合 平均79.6%・最低75.7%(2025) |
| 群馬大学 | 前期 一般65・地域医療枠8 | 475+450 | 約49% | 2.6倍(2025) | 総合 平均75.7%(2025・最低点は非公表) |
| 千葉大学 | 前期 一般82・地域枠10/後期15 | 475+1000 | 約68% | 2.7倍(前期・2026) | 総合 平均74.2%・最低70.4%(前期・2026) |
| 東京大学(理科三類) | 前期95 | 110+440(換算後) | 80% | 2.9倍(2025) | 総合 最低71.9%(2025) |
| 東京科学大学 | 前期69/後期10 | 180+360(換算後) | 約67%(前期) | 3.3倍(前期・2025) | 総合 平均75.7%・最低72.8%(前期・2025) |
| 横浜市立大学 | 前期 一般58・地域医療枠9ほか | 1000+1400 | 約58% | 2.4倍(2025・3枠合計) | 総合 最低74.5%(2025) |
出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果です(千葉大は2026年度入試、他の大学は主に2025年度入試)。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
総合得点率は大学ごとに採点方法や換算が異なるため、大学間の単純比較にはお使いいただけません。
数字から見える、関東の特徴
二次の比率は、東大が8割、千葉・東京科学が約7割で突出
2026年度の配点で二次の比率を見ると、東京大学(理科三類)が80%、千葉大学が約68%、東京科学大学(前期)が約67%、筑波大学が約60%、横浜市立大学が約58%、群馬大学が約49%です。共通テストの配点を圧縮している大学が多く、東大・東京科学大は共通テストを110点・180点に換算します。共通テストで大きく崩さない前提で、二次で差がつく設計です。
群馬大学の二次は、数学・理科に小論文がある
群馬大学の前期は、共通テスト475点に対して、二次は数学150点・理科150点・小論文150点(面接は点数化せず)です。英語が二次にない点が、関東の他大学と違います。小論文は二次の3分の1を占めるため、数学・理科と並行して対策する必要があります。
筑波大学は「適性試験」と面接が二次の約36%
筑波大学の二次(1400点)は、英語・数学・理科が各300点、適性試験(筆記)が300点、適性試験(面接)が200点です。適性試験と面接が合計500点と、二次の約36%を占めます。学力だけでなく、思考力や人物面の評価が大きい構成です。
横浜市立大学は、二次の理科が600点と突出
横浜市立大学の二次(1400点)は、英語400点・数学400点・理科600点で、小論文と面接は段階評価です。理科の配点が突出して高く、理科の出来で合否が動きやすい大学です。2025年度の合格者の二次平均は71.7%でした。
合格ラインは、7割台前半〜後半が中心
総合得点率の最低は、筑波大学75.7%、横浜市立大学74.5%、東京科学大学72.8%、東京大学71.9%、千葉大学70.4%(2026)でした。配点方式が大学ごとに違うため、得点率の数字だけでは難易度を比べられません。共通テストの平均は、横浜市立大学が88.7%(2025)と高い水準です。
後期は千葉大学と東京科学大学。どちらも共通テストが重要
関東の国公立で医学科に後期日程があるのは、千葉大学(15名)と東京科学大学(10名)です。千葉大学の後期は2026年度の実質倍率が3.2倍(前年5.8倍)、東京科学大学の後期は2025年度が2.5倍でした。東京科学大学の後期は、共通テストで第1段階選抜があります。
得意・不得意から考える志望校の選び方
以下は、上の数字をもとにした一般的な考え方です。実際の志望校選びは、模試の結果と個別の状況に合わせて検討してください。
二次の記述力に自信がある受験生
二次の比率が高い東京大学(80%)、千葉大学(約68%)、東京科学大学(約67%)が候補です。英語・数学・理科が均等に配点される大学が多く、総合力が問われます。
理科が得意な受験生
横浜市立大学(二次の理科が600点)が最有力です。東京科学大学、千葉大学も二次の理科が各120点・300点と、他科目と同じ重みで出題されます。理科の仕上がりが合否を左右します。
小論文・人物評価に力を入れたい受験生
群馬大学(小論文150点)、筑波大学(適性試験・面接500点)、横浜市立大学(小論文・面接を段階評価)は、学力以外の評価の比重が大きい大学です。早い時期から小論文・面接の対策を始めることが差になります。
共通テストが安定している受験生
二次の比率が約49%の群馬大学が候補です。筑波大学も共通テスト950点と、関東の国公立の中では共通テストの比重が高めです。共通テストで安定して高得点を取れる人に向いた配点です。
地域で働く意欲が明確な受験生
筑波大学(地域枠・茨城県)、群馬大学(地域医療枠)、千葉大学(千葉県地域枠)、横浜市立大学(地域医療枠・神奈川県指定診療科枠)、東京科学大学(茨城・長野・埼玉の地域特別枠)など、地域枠が多くあります。勤務義務の内容は枠ごとに異なるため、募集要項で確認してください。
共通テストの得点で、二次に進めるかが決まる
第1段階選抜は、共通テストの得点で二次試験に進める人数を絞る制度です。関東の国公立では、多くの大学で実施されています。実施の有無や基準は年度ごとに変わります。直近の例を示します。
| 大学(日程) | 志願者 | 第1段階選抜の合格者 |
|---|---|---|
| 東京大学(前期・2025) | 388名 | 291名 |
| 群馬大学(前期一般・2025) | 341名 | 200名 |
| 筑波大学(前期一般・2025) | 157名 | 120名 |
| 横浜市立大学(前期・2025) | 284名 | 211名 |
| 東京科学大学(前期・2025) | 302名 | 276名 |
| 千葉大学(後期・2025) | 357名 | 318名 |
出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果です(千葉大は2026年度入試、他の大学は主に2025年度入試)。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
タイプ別の強みと、確認したい点
特定の塾名は挙げず、一般的なタイプごとに整理しました。MedWolfの強みと注意点も、同じ基準で載せています。
| 塾のタイプ | 強み | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 大手予備校(集団授業) | 模試や進路情報が豊富で、同じ目標の仲間がいる。 | 授業の進度は全体に合わせて進むため、自分の弱点に合わせた調整は自分で行う必要がある。通える校舎があるかも確認が必要。 |
| 地元の学習塾 | 地元の高校の定期テストや学校事情に詳しく、通いやすい。 | 医学部受験の指導経験は、塾によって差が大きい。 |
| 医学部専門予備校(個別・少人数) | 志望校別の個別カリキュラムや面接・小論文まで対応しやすい。 | 一般に費用負担が大きくなりやすい。校舎が都市部に集中している場合が多い。 |
| 個別指導塾 | 苦手分野を自分のペースで補える。 | 担当講師の志望校対策の経験によって、質に差が出る。 |
| 映像授業・通信教材 | 時間と場所を選ばず、費用を抑えやすい。 | 学習計画の管理や質問は自分で行う必要がある。 |
| MedWolf(現役医大生・オンライン) | 国公立医学部の現役医大生が、志望校から逆算した計画を一緒に作る。オンラインなので全国どこからでも受講でき、365日の質問対応がある。 | 対面の自習室や集団授業の競争環境はない。面接・小論文など個別の対策が必要な場合は、体験授業・説明会で対応範囲を確認してほしい。 |
MedWolfが合っている方
志望校から逆算した計画を一緒に作ってほしい方。国公立医学部に合格した現役医大生の勉強法・受験経験を直接聞きたい方。通塾が難しい地域にお住まいの方。わからない問題を365日質問したい方。
別の選択肢が合っている方
同じ志望校の仲間と同じ教室で競い合う環境が必要な方。対面でないと学習が続かない方。面接・小論文など個別の対策を中心に探している方は、体験授業・説明会で対応範囲をご確認のうえ、他の塾と併用するかご検討ください。
関東の医学部受験 Q&A
関東で二次試験の比重が最も高い国公立医学部はどこですか?
2026年度の配点では、東京大学(理科三類)が80%で最も高く、次いで千葉大学(約68%)、東京科学大学(前期・約67%)の順です。共通テストを圧縮して使う大学が多く、二次で差がつく設計です。
栃木県や埼玉県には国公立の医学部がありませんか?
栃木県と埼玉県には、国公立大学の医学部医学科がありません。近隣の群馬大学、筑波大学、千葉大学、東京の大学などが主な志望先になります。東京科学大学には埼玉県の地域特別枠があります。出願資格は募集要項で確認してください。
東京大学の理科三類は、足切りがありますか?
東京大学の理科三類は、共通テストの得点による第1段階選抜があり、2025年度は志願者388名のうち291名が二次に進みました。第1段階選抜の最低点は1000点満点中770点(77.0%)でした。実施の有無と基準は、年度ごとに募集要項で確認してください。
オンラインの指導で医学部対策はできますか?
MedWolfは現役医大生がオンラインで個別に指導し、志望校から逆算した学習計画を一緒に作ります。通塾の時間や距離を気にせず、関東のどこからでも受講できます。対応範囲は、無料体験授業・説明会でご確認いただけます。
関東から、まずは無料体験授業・説明会へ。
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