関東|国公立医学部6大学を比較

関東地方の医学部受験を、
数字で読み解く

関東には、筑波大学、群馬大学、千葉大学、東京大学(理科三類)、東京科学大学、横浜市立大学の6つの国公立医学部があります。栃木県と埼玉県には国公立の医学部がなく、近隣の大学が主な志望先になります。6大学の配点、二次の比率、実質倍率、合格者の得点率を並べて、志望校選びのヒントをまとめました。

大学別データ

関東の国公立医学部 一覧

出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果です(千葉大は2026年度入試、他の大学は主に2025年度入試)。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
総合得点率は大学ごとに採点方法や換算が異なるため、大学間の単純比較にはお使いいただけません。

読み解きポイント

数字から見える、関東の特徴

二次の比率は、東大が8割、千葉・東京科学が約7割で突出

2026年度の配点で二次の比率を見ると、東京大学(理科三類)が80%、千葉大学が約68%、東京科学大学(前期)が約67%、筑波大学が約60%、横浜市立大学が約58%、群馬大学が約49%です。共通テストの配点を圧縮している大学が多く、東大・東京科学大は共通テストを110点・180点に換算します。共通テストで大きく崩さない前提で、二次で差がつく設計です。

群馬大学の二次は、数学・理科に小論文がある

群馬大学の前期は、共通テスト475点に対して、二次は数学150点・理科150点・小論文150点(面接は点数化せず)です。英語が二次にない点が、関東の他大学と違います。小論文は二次の3分の1を占めるため、数学・理科と並行して対策する必要があります。

筑波大学は「適性試験」と面接が二次の約36%

筑波大学の二次(1400点)は、英語・数学・理科が各300点、適性試験(筆記)が300点、適性試験(面接)が200点です。適性試験と面接が合計500点と、二次の約36%を占めます。学力だけでなく、思考力や人物面の評価が大きい構成です。

横浜市立大学は、二次の理科が600点と突出

横浜市立大学の二次(1400点)は、英語400点・数学400点・理科600点で、小論文と面接は段階評価です。理科の配点が突出して高く、理科の出来で合否が動きやすい大学です。2025年度の合格者の二次平均は71.7%でした。

合格ラインは、7割台前半〜後半が中心

総合得点率の最低は、筑波大学75.7%、横浜市立大学74.5%、東京科学大学72.8%、東京大学71.9%、千葉大学70.4%(2026)でした。配点方式が大学ごとに違うため、得点率の数字だけでは難易度を比べられません。共通テストの平均は、横浜市立大学が88.7%(2025)と高い水準です。

後期は千葉大学と東京科学大学。どちらも共通テストが重要

関東の国公立で医学科に後期日程があるのは、千葉大学(15名)と東京科学大学(10名)です。千葉大学の後期は2026年度の実質倍率が3.2倍(前年5.8倍)、東京科学大学の後期は2025年度が2.5倍でした。東京科学大学の後期は、共通テストで第1段階選抜があります。

受験生タイプ別

得意・不得意から考える志望校の選び方

以下は、上の数字をもとにした一般的な考え方です。実際の志望校選びは、模試の結果と個別の状況に合わせて検討してください。

二次の記述力に自信がある受験生

二次の比率が高い東京大学(80%)、千葉大学(約68%)、東京科学大学(約67%)が候補です。英語・数学・理科が均等に配点される大学が多く、総合力が問われます。

理科が得意な受験生

横浜市立大学(二次の理科が600点)が最有力です。東京科学大学、千葉大学も二次の理科が各120点・300点と、他科目と同じ重みで出題されます。理科の仕上がりが合否を左右します。

小論文・人物評価に力を入れたい受験生

群馬大学(小論文150点)、筑波大学(適性試験・面接500点)、横浜市立大学(小論文・面接を段階評価)は、学力以外の評価の比重が大きい大学です。早い時期から小論文・面接の対策を始めることが差になります。

共通テストが安定している受験生

二次の比率が約49%の群馬大学が候補です。筑波大学も共通テスト950点と、関東の国公立の中では共通テストの比重が高めです。共通テストで安定して高得点を取れる人に向いた配点です。

地域で働く意欲が明確な受験生

筑波大学(地域枠・茨城県)、群馬大学(地域医療枠)、千葉大学(千葉県地域枠)、横浜市立大学(地域医療枠・神奈川県指定診療科枠)、東京科学大学(茨城・長野・埼玉の地域特別枠)など、地域枠が多くあります。勤務義務の内容は枠ごとに異なるため、募集要項で確認してください。

足切り(第1段階選抜)

共通テストの得点で、二次に進めるかが決まる

第1段階選抜は、共通テストの得点で二次試験に進める人数を絞る制度です。関東の国公立では、多くの大学で実施されています。実施の有無や基準は年度ごとに変わります。直近の例を示します。

出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果です(千葉大は2026年度入試、他の大学は主に2025年度入試)。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。

塾・予備校の選び方

タイプ別の強みと、確認したい点

特定の塾名は挙げず、一般的なタイプごとに整理しました。MedWolfの強みと注意点も、同じ基準で載せています。

MedWolfが合っている方

志望校から逆算した計画を一緒に作ってほしい方。国公立医学部に合格した現役医大生の勉強法・受験経験を直接聞きたい方。通塾が難しい地域にお住まいの方。わからない問題を365日質問したい方。

別の選択肢が合っている方

同じ志望校の仲間と同じ教室で競い合う環境が必要な方。対面でないと学習が続かない方。面接・小論文など個別の対策を中心に探している方は、体験授業・説明会で対応範囲をご確認のうえ、他の塾と併用するかご検討ください。

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よくある質問

関東の医学部受験 Q&A

関東で二次試験の比重が最も高い国公立医学部はどこですか?

2026年度の配点では、東京大学(理科三類)が80%で最も高く、次いで千葉大学(約68%)、東京科学大学(前期・約67%)の順です。共通テストを圧縮して使う大学が多く、二次で差がつく設計です。

栃木県や埼玉県には国公立の医学部がありませんか?

栃木県と埼玉県には、国公立大学の医学部医学科がありません。近隣の群馬大学、筑波大学、千葉大学、東京の大学などが主な志望先になります。東京科学大学には埼玉県の地域特別枠があります。出願資格は募集要項で確認してください。

東京大学の理科三類は、足切りがありますか?

東京大学の理科三類は、共通テストの得点による第1段階選抜があり、2025年度は志願者388名のうち291名が二次に進みました。第1段階選抜の最低点は1000点満点中770点(77.0%)でした。実施の有無と基準は、年度ごとに募集要項で確認してください。

オンラインの指導で医学部対策はできますか?

MedWolfは現役医大生がオンラインで個別に指導し、志望校から逆算した学習計画を一緒に作ります。通塾の時間や距離を気にせず、関東のどこからでも受講できます。対応範囲は、無料体験授業・説明会でご確認いただけます。

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