東北地方の医学部受験を、
数字で読み解く
青森・宮城・秋田・山形・福島。東北5大学の配点、二次の比率、実質倍率、合格者の得点率を並べて、志望校選びと勉強の優先順位のヒントをまとめました。岩手県には国公立の医学部がないため、隣県の大学が受験先になります。

東北の国公立医学部 一覧
| 大学 | 募集人員 (2026・一般選抜) | 配点 共通+二次 | 二次の比率 | 実質倍率 (直近の公表値) | 合格者の得点率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 弘前大学 | 前期 一般50・青森県定着枠20 | 1050+900 | 46% | 5.1倍(2026・一般枠) | 総合 平均79.0%・最低76.5%(2026・一般枠) |
| 東北大学 | 前期78 | 550+2200 | 80% | 2.6倍(2025)。2026は志願311名→合格80名 | 総合 平均78.7%(2026。共通86.3%/二次76.8%。最低点は非公表) |
| 秋田大学 | 前期45・後期20 | 600+400(前期) | 40% | 3.6倍(前期・2025) | 総合 平均82.0%・最低79.1%(前期・2025) |
| 山形大学 | 前期 一般65・地域枠8 | 950+700 | 42% | 4.5倍(前期一般・2025) | 総合 平均82.1%・最低79.3%(前期一般・2025) |
| 福島県立医科大学 | 前期 一般45・地域枠25 | 700+660 | 49% | 2.0倍(前期・2025) | 総合 最低64.4%(2025。平均は非公表) |
出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果(弘前大・東北大は2026年度入試、その他は2025年度入試)です。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
総合得点率は大学ごとに採点方法や換算が異なるため、大学間の単純比較にはお使いいただけません。
数字から見える、東北の特徴
二次の比率は、東北大だけが突出して高い
二次の比率は、秋田大約40%、山形大約42%、弘前大約46%、福島県立医科大約49%と、共通テストの比重が半分以上の大学が多い一方、東北大は二次が2200点で約80%です。東北大だけは、共通テストの比重が小さい二次重視型といえます。
共通テストは「8割前後」が合格者の目安
合格者の総合得点率の平均は、弘前大79.0%(2026)、東北大78.7%(2026)、秋田大82.0%、山形大82.1%(いずれも2025・前期)でした。最低点が公表されている大学では、弘前大76.5%、秋田大79.1%、山形大79.3%で、7割台後半〜8割が合格ラインの目安です。
後期日程は、共通テスト9割近くが必要
秋田大の後期(一般)は合格者の共通テスト平均が87.8%、総合の最低でも84.9%、山形大の後期は総合の平均89.7%・最低86.2%でした(2025)。二次が小論文・面接中心の後期は、共通テストでの高得点がほぼ前提になります。
秋田大は面接の配点が大きい
秋田大の前期は、二次400点のうち面接が200点(50%)で、英語100点・数学100点より大きい配点です(2026年度)。筆記の比重が小さい分、面接対策に時間を確保する必要があります。山形大は面接100点(二次の約14%)、福島県立医科大は面接60点(約9%)です。
倍率は年度で大きく動く
弘前大の一般枠は実質倍率が7.5倍(2025)から5.1倍(2026)に下がりました。東北大は志願者が231名(2025)から311名(2026)へ増えています。福島県立医科大も、志願者が404名(2024・一般枠)から132名(2025・一般枠)へ大きく変わりました。前年の倍率だけで志望校を決めるのは危険です。
推薦・地域枠の入口が大きい
秋田大は学校推薦型選抜が合計54名(一般20・東北地域10・秋田県24)、福島県立医科大は学校推薦型55名と総合型5名、弘前大は総合型選抜Ⅱが合計42名(青森県内27・北海道東北15)です(2026年度)。条件や卒業後の勤務義務は大学ごとに異なるため、募集要項で確認してください。
得意・不得意から考える志望校の選び方
以下は、上の数字をもとにした一般的な考え方です。実際の志望校選びは、模試の結果と個別の状況に合わせて検討してください。
二次の記述力に自信がある受験生
二次が2200点(約80%)の東北大が最有力です。英語・数学・理科が各600点で、合格者の二次平均得点率は76.8%(2026)でした。共通テストで多少取りこぼしても挽回できる余地がありますが、二次で高得点を取る力が必要です。
共通テストが安定している受験生
二次比率が40〜46%の秋田大・山形大・弘前大が候補です。共通テストで8割台後半を安定して取れる場合、二次の英数理(秋田大は英語・数学が各100点)の負担が相対的に小さい大学です。
面接・コミュニケーションに自信がある受験生
面接が二次の50%を占める秋田大(前期)は、面接で評価されやすい人に向いています。ただし、筆記の比重が小さいため、共通テストでの得点が前提になります。
理科が得意な受験生
東北大(理科600点)、山形大(理科200/700点)、福島県立医科大(理科200/660点)は、二次で理科が占める割合が相対的に高めです。理科で稼ぐ戦略が取りやすい大学です。
数学・英語の二次が苦手な受験生
秋田大の前期は二次の英語・数学が各100点と小さく、二次の半分は面接です。数学・英語の二次に強い不安がある場合は、二次の筆記の比重が小さい大学を検討する価値があります。ただし、共通テストで高得点が必要です。
共通テストの得点で、二次に進めるかが決まる
第1段階選抜は、共通テストの得点で二次試験に進める人数を絞る制度です。志願者が一定の倍数を超えた場合に実施されることが多く、実施の有無や基準は年度ごとに変わります。直近の例を示します。
| 大学(日程) | 志願者 | 第1段階選抜の合格者 |
|---|---|---|
| 弘前大(前期一般・2025) | 458名 | 412名 |
| 東北大(前期・2026) | 311名 | 273名 |
| 東北大(前期・2025) | 231名 | 230名 |
| 秋田大(前期・2025) | 314名 | 226名 |
| 秋田大(後期一般・2025) | 653名 | 272名 |
| 福島県立医科大(前期・2025) | 192名(一般132+地域60) | 191名 |
出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果(弘前大・東北大は2026年度入試、その他は2025年度入試)です。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
タイプ別の強みと、確認したい点
特定の塾名は挙げず、一般的なタイプごとに整理しました。MedWolfの強みと注意点も、同じ基準で載せています。
| 塾のタイプ | 強み | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 大手予備校(集団授業) | 模試や進路情報が豊富で、同じ目標の仲間がいる。 | 授業の進度は全体に合わせて進むため、自分の弱点に合わせた調整は自分で行う必要がある。通える校舎があるかも確認が必要。 |
| 地元の学習塾 | 地元の高校の定期テストや学校事情に詳しく、通いやすい。 | 医学部受験の指導経験は、塾によって差が大きい。 |
| 医学部専門予備校(個別・少人数) | 志望校別の個別カリキュラムや面接・小論文まで対応しやすい。 | 一般に費用負担が大きくなりやすい。校舎が都市部に集中している場合が多い。 |
| 個別指導塾 | 苦手分野を自分のペースで補える。 | 担当講師の志望校対策の経験によって、質に差が出る。 |
| 映像授業・通信教材 | 時間と場所を選ばず、費用を抑えやすい。 | 学習計画の管理や質問は自分で行う必要がある。 |
| MedWolf(現役医大生・オンライン) | 国公立医学部の現役医大生が、志望校から逆算した計画を一緒に作る。オンラインなので全国どこからでも受講でき、365日の質問対応がある。 | 対面の自習室や集団授業の競争環境はない。面接・小論文など個別の対策が必要な場合は、体験授業・説明会で対応範囲を確認してほしい。 |
MedWolfが合っている方
志望校から逆算した計画を一緒に作ってほしい方。国公立医学部に合格した現役医大生の勉強法・受験経験を直接聞きたい方。通塾が難しい地域にお住まいの方。わからない問題を365日質問したい方。
別の選択肢が合っている方
同じ志望校の仲間と同じ教室で競い合う環境が必要な方。対面でないと学習が続かない方。面接・小論文など個別の対策を中心に探している方は、体験授業・説明会で対応範囲をご確認のうえ、他の塾と併用するかご検討ください。
東北の医学部受験 Q&A
東北地方で二次試験を重視する国公立医学部はどこですか?
2026年度の配点では、東北大学の二次が2200点(全体の約80%)と突出して高く、二次重視型です。秋田大(約40%)、山形大(約42%)、弘前大(約46%)、福島県立医科大(約49%)は、共通テストの比重が半分以上です。
後期日程でも受験できますか?
秋田大学は2026年度の募集で後期日程(一般20名・地域枠5名)があります。山形大学は2025年度に後期15名の募集がありましたが、2026年度の掲載では前期のみとなっているため、必ず最新の募集要項でご確認ください。後期は共通テストで高得点が必要です。
岩手県には国公立の医学部がありませんが、どう受験すればよいですか?
隣県の弘前大・秋田大・東北大・山形大などが受験先になります。秋田大の学校推薦型選抜には東北地域枠(10名・2026年度)、弘前大の総合型選抜Ⅱには北海道・東北枠(15名・2026年度)があります。出願条件は大学ごとに異なるため、募集要項で確認してください。
オンラインの指導で医学部対策はできますか?
MedWolfは現役医大生がオンラインで個別に指導し、志望校から逆算した学習計画を一緒に作ります。雪や移動時間を気にせず、地方からでも受講できます。対応範囲は、無料体験授業・説明会でご確認いただけます。
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