九州・沖縄地方の医学部受験を、
数字で読み解く
福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄の8県すべてに国公立の医学部があります。8大学の配点、二次の比率、実質倍率、合格者の得点率を並べて、志望校選びと勉強の優先順位のヒントをまとめました。

九州・沖縄の国公立医学部 一覧
| 大学 | 募集人員 (2026・一般選抜) | 配点 共通+二次 | 二次の比率 | 実質倍率 (直近の公表値) | 合格者の得点率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 九州大学 | 前期105 | 475+700 | 約60% | 2.3倍(2025) | 総合 平均86.3%・最低83.3%(2025) |
| 佐賀大学 | 前期51 | 640+300 | 約32% | 3.3倍(前期・2025) | 総合 最低77.6%(2025) |
| 長崎大学 | 前期66 | 465+二次(要確認) | 約6割(2025の配点) | 4.2倍(2025) | 総合 最低74.7%(2025) |
| 熊本大学 | 前期86 | 500+800 | 約62% | 4.8倍(2025) | 総合 平均74.7%・最低71.7%(2025・当時の配点) |
| 大分大学 | 前期 一般55・地元出身者10 | 500+550 | 約52% | 2.2倍(2025) | 総合 平均77.8%・最低74.6%(2025・一般枠) |
| 宮崎大学 | 前期45・後期15 | 1000+600(前期) | 約38%(前期) | 4.2倍(前期・2025) | 前期 平均77.5%・最低74.9%/後期 平均86.3%・最低83.7%(2025) |
| 鹿児島大学 | 前期69・後期19 | 925+920(前期) | 約50%(前期) | 4.2倍(前期・2025) | 前期 平均81.7%・最低79.2%/後期 平均83.9%・最低81.6%(2025) |
| 琉球大学 | 前期70・後期23 | 1000+800(前期) | 約44%(前期) | 4.1倍(前期・2025) | 前期 平均82.1%・最低79.3%/後期 平均86.1%・最低83.8%(2025) |
出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果(主に2025年度入試)です。2026年度入試の結果は、公表され次第の更新を予定しています。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
総合得点率は大学ごとに採点方法や換算が異なるため、大学間の単純比較にはお使いいただけません。
数字から見える、九州・沖縄の特徴
二次の比率は、九大・熊本・長崎が約6割、宮崎は約4割
2026年度の配点で二次の比率を見ると、九州大約60%、熊本大約62%、鹿児島大約50%、大分大約52%、琉球大約44%、宮崎大約38%、佐賀大約32%です。長崎大は2025年度の配点で約6割でした(2026年度は掲載の合計が項目の和と合わず、確認が必要です)。佐賀大と宮崎大は共通テストの比重が大きく、九大・熊本大は二次の筆記で差がつきやすい配点です。
合格ラインは「7割台後半〜8割」が目安。ただし配点で見え方が変わる
最低点が公表されている大学の総合得点率は、九州大83.3%(2025)、琉球大79.3%、鹿児島大79.2%、佐賀大77.6%、宮崎大74.9%、大分大74.6%、長崎大74.7%、熊本大71.7%(いずれも2025・前期)でした。二次の配点や難度が違うため、数字の大小だけで難易度は比べられません。自分の得意科目が活きる配点かどうかも確認してください。
後期日程は共通テスト8割台半ば以上が前提
宮崎大の後期は総合の最低が83.7%、鹿児島大の後期は81.6%、琉球大の後期は83.8%でした(2025)。二次が英語・小論文・面接中心で比重が小さいため、共通テストでの高得点がほぼ前提になります。なお、佐賀大は2026年度の掲載に後期の募集が見当たらないため、出願を考える場合は募集要項で確認してください。
面接の配点が大きい大学がある
熊本大は二次800点のうち面接が200点(25%)、琉球大も二次800点のうち面接200点(25%)、大分大は二次550点のうち面接150点(約27%)です(2026年度)。長崎大も2026年度は面接150点と掲載されています。面接を評価する大学を志望する場合は、筆記と並行した面接対策が必要です。
鹿児島大・九大は理科の配点が高い
鹿児島大の前期は二次920点のうち理科が400点(約43%)、大分大は二次550点のうち理科200点(約36%)、九州大は理科250点(二次の約36%)です。理科で得点を稼ぐ戦略が立てやすい大学ですが、苦手な場合は負担も大きくなります。
倍率は年度で大きく動く
熊本大は志願者が366名(2023)→433名(2024)→467名(2025)と増え、実質倍率は4.2倍から4.8倍に上がりました。大分大は志願者が395名(2023)から285名(2025)へ減少し、実質倍率は2.2倍まで下がっています。鹿児島大の前期は3.5倍(2024)から4.2倍(2025)に上がりました。前年の倍率だけで志望校を決めるのは危険です。
得意・不得意から考える志望校の選び方
以下は、上の数字をもとにした一般的な考え方です。実際の志望校選びは、模試の結果と個別の状況に合わせて検討してください。
二次の筆記に自信がある受験生
二次比率が約6割の九州大・熊本大・長崎大(2025年度の配点)が候補です。共通テストで多少取りこぼしても、二次で挽回できる余地があります。ただし、二次で高得点を取る記述力が必要です。
共通テストが安定している受験生
二次の比率が約3〜4割の佐賀大・宮崎大が候補です。共通テストで高得点を安定して取れる場合、二次の負担が相対的に小さい大学です。後期日程を併願する場合も、共通テストの得点力が武器になります。
面接・コミュニケーションに自信がある受験生
熊本大・琉球大(面接200点)、大分大(150点)、鹿児島大(120点)のように、面接の配点が大きい大学は、面接で評価されやすい人に向いています。ただし、面接の評価方法は大学ごとに異なるため、募集要項で確認してください。
理科が得意な受験生
鹿児島大(理科400点)、九州大(理科250点)、大分大(理科200点)は、二次で理科が占める割合が高めです。理科で稼ぐ戦略が取りやすい大学です。
地域で働く意欲が明確な受験生
宮崎大(地域枠A・B・C合計40名)、琉球大(地域枠14名・離島北部枠3名)、大分大(総合型の地域枠13名)など、地域枠を設ける大学が多くあります。卒業後の勤務義務など条件が大学ごとに異なるため、一般選抜と合わせて募集要項を確認してください。
共通テストの得点で、二次に進めるかが決まる
第1段階選抜は、共通テストの得点で二次試験に進める人数を絞る制度です。志願者が一定の倍数を超えた場合に実施されることが多く、実施の有無や基準は年度ごとに変わります。直近の例を示します。
| 大学(日程) | 志願者 | 第1段階選抜の合格者 |
|---|---|---|
| 九州大(前期・2024) | 265名 | 245名 |
| 長崎大(前期・2024) | 588名 | 381名 |
| 熊本大(前期・2025) | 467名 | 345名 |
| 大分大(前期・2025) | 285名 | 195名 |
| 宮崎大(前期・2025) | 382名 | 270名 |
| 宮崎大(後期・2025) | 238名 | 220名 |
| 琉球大(後期・2025) | 513名 | 300名 |
出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果(主に2025年度入試)です。2026年度入試の結果は、公表され次第の更新を予定しています。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
タイプ別の強みと、確認したい点
特定の塾名は挙げず、一般的なタイプごとに整理しました。MedWolfの強みと注意点も、同じ基準で載せています。
| 塾のタイプ | 強み | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 大手予備校(集団授業) | 模試や進路情報が豊富で、同じ目標の仲間がいる。 | 授業の進度は全体に合わせて進むため、自分の弱点に合わせた調整は自分で行う必要がある。通える校舎があるかも確認が必要。 |
| 地元の学習塾 | 地元の高校の定期テストや学校事情に詳しく、通いやすい。 | 医学部受験の指導経験は、塾によって差が大きい。 |
| 医学部専門予備校(個別・少人数) | 志望校別の個別カリキュラムや面接・小論文まで対応しやすい。 | 一般に費用負担が大きくなりやすい。校舎が都市部に集中している場合が多い。 |
| 個別指導塾 | 苦手分野を自分のペースで補える。 | 担当講師の志望校対策の経験によって、質に差が出る。 |
| 映像授業・通信教材 | 時間と場所を選ばず、費用を抑えやすい。 | 学習計画の管理や質問は自分で行う必要がある。 |
| MedWolf(現役医大生・オンライン) | 国公立医学部の現役医大生が、志望校から逆算した計画を一緒に作る。オンラインなので全国どこからでも受講でき、365日の質問対応がある。 | 対面の自習室や集団授業の競争環境はない。面接・小論文など個別の対策が必要な場合は、体験授業・説明会で対応範囲を確認してほしい。 |
MedWolfが合っている方
志望校から逆算した計画を一緒に作ってほしい方。国公立医学部に合格した現役医大生の勉強法・受験経験を直接聞きたい方。通塾が難しい地域にお住まいの方。わからない問題を365日質問したい方。
別の選択肢が合っている方
同じ志望校の仲間と同じ教室で競い合う環境が必要な方。対面でないと学習が続かない方。面接・小論文など個別の対策を中心に探している方は、体験授業・説明会で対応範囲をご確認のうえ、他の塾と併用するかご検討ください。
九州・沖縄の医学部受験 Q&A
九州・沖縄で二次試験の比重が大きい国公立医学部はどこですか?
2026年度の配点では、熊本大学(約62%)と九州大学(約60%)が二次の比率が高めです。長崎大学も2025年度の配点では約6割でした。一方、佐賀大学(約32%)と宮崎大学(前期約38%)は共通テストの比重が大きい大学です。
後期日程でも受験できますか?
宮崎大学(15名)、鹿児島大学(19名)、琉球大学(23名)は、2026年度に後期日程の募集があります。いずれも共通テストの比重が大きく、2025年度の合格者の総合得点率は最低でも8割台前半〜半ばでした。佐賀大学は2026年度の掲載に後期が見当たらないため、募集要項で確認してください。
地域枠や推薦で受験できる大学はありますか?
宮崎大学(学校推薦型選抜Ⅱ・地域枠A・B・C)、琉球大学(地域枠・離島北部枠)、鹿児島大学(学校推薦型選抜Ⅱ・20名)、大分大学(総合型選抜・一般22名、地域枠13名)などがあります。出願条件や卒業後の勤務に関する条件は大学ごとに異なるため、必ず募集要項でご確認ください。
オンラインの指導で医学部対策はできますか?
MedWolfは現役医大生がオンラインで個別に指導し、志望校から逆算した学習計画を一緒に作ります。離島や遠方でも移動時間なしで受講できます。対応範囲は、無料体験授業・説明会でご確認いただけます。
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