近畿|国公立医学部9大学を比較

近畿地方の医学部受験を、
数字で読み解く

近畿には、三重大学、滋賀医科大学、京都大学、京都府立医科大学、大阪大学、大阪公立大学、神戸大学、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学の9つの国公立医学部があります。二次の比率が約8割の京都大学・大阪大学から、共通テストの比重が高い大学、小論文や面接を重く見る大学まで、設計が大きく違います。9大学の配点、二次の比率、実質倍率、合格者の得点率を並べて、志望校選びのヒントをまとめました。

大学別データ

近畿の国公立医学部 一覧

出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果(主に2025年度入試)です。2026年度入試の結果は10月頃の公表予定のため、今後更新します。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。
総合得点率は大学ごとに採点方法や換算が異なるため、大学間の単純比較にはお使いいただけません。

読み解きポイント

数字から見える、近畿の特徴

二次の比率は、京都大学が約78%、大阪大学が75%で突出

2026年度の配点で二次の比率を見ると、京都大学が約78%、大阪大学が75%と高く、次いで大阪公立大学が約57%、神戸大学が約56%、京都府立医科大学が約55%、和歌山県立医科大学が約54%、三重大学が約52%、滋賀医科大学が48%です。京都大学は共通テスト275点・二次1000点、大阪大学は共通テスト500点・二次1500点(英語・数学・理科が各500点)で、二次の出来で合否が決まりやすい設計です。

奈良県立医科大学は、前期と後期でまったく違う入試

奈良県立医科大学の前期(定員22名)は、共通テスト900点に対して、二次は小論文100点と面接だけで、学科試験がありません。後期(定員53名)は、共通テストを300点に換算し、二次は英語225点・数学225点・理科450点(面接は点数化せず)の合計900点です。2025年度の実質倍率は、前期が1.1倍(志願48名・受験25名)、後期が4.0倍(志願981名・受験254名)でした。

大阪公立大学は、共通テストの数学・理科が各200点

大阪公立大学は、共通テスト675点のうち数学200点・理科200点と、理系科目の配点が大きい大学です。二次は英語・数学・理科が各300点(面接あり)です。2025年度の実質倍率は2.2倍で、前年の3.1倍から下がりました。合格者の二次の最低得点率は59.8%と、他の大学と比べて低めでした。

滋賀医科大学は、共通テストの国語が200点

滋賀医科大学は、共通テスト650点のうち国語が200点と、約3割を占めます。二次は英語・数学・理科が各200点で、面接は段階評価です。国語の配点がここまで大きい国公立医学部は多くないため、国語を得点源にできる人には向いた配点です。2025年度の実質倍率は3.7倍で、近畿の国公立の中では高めでした。

合格ラインは、神戸大学と三重大学が約8割。ただし配点方式で単純比較はできない

総合得点率の最低は、神戸大学79.9%、三重大学79.1%(前期)、京都大学73.9%、大阪大学73.8%、大阪公立大学72.5%、和歌山県立医科大学70.3%、滋賀医科大学69.1%、京都府立医科大学63.2%でした(2025年度)。配点の組み立てが大学ごとに違うため、得点率だけで難易度は比べられません。例えば大阪大学の合格者は、共通テスト平均が90.2%、二次平均が74.3%でした。

後期日程は、三重大学と奈良県立医科大学

近畿の国公立で、医学科に後期日程があるのは三重大学(定員10名)と奈良県立医科大学(定員53名)です。三重大学の後期は、2025年度に志願204名のうち150名が第1段階選抜を通過し、受験者51名・合格者10名で、実質倍率は4.3倍でした。奈良県立医科大学の後期は、志願者が1000名近くに上ります。後期を併願する場合は、共通テストの得点率が鍵になります。

受験生タイプ別

得意・不得意から考える志望校の選び方

以下は、上の数字をもとにした一般的な考え方です。実際の志望校選びは、模試の結果と個別の状況に合わせて検討してください。

二次で逆転したい、記述力に自信がある受験生

二次の比率が高い京都大学(約78%)、大阪大学(75%)が候補です。英語・数学・理科が均等に配点され、総合力が問われます。共通テストで多少崩しても、二次で取り返せる設計です。

共通テストで安定して点を取れる受験生

二次の比率が48%の滋賀医科大学、約52%の三重大学が候補です。共通テストの比重が高く、国語も大きく配点される滋賀医科大学は、共通テスト対策の成果が合否に直結します。

理科・数学が得意な受験生

大阪公立大学(共通テストの数学・理科が各200点、二次も英数理が各300点)や、奈良県立医科大学の後期(二次の理科が450点)は、理系科目の得点力が合否を左右します。理科の仕上がりが武器になります。

小論文・面接に力を入れたい受験生

奈良県立医科大学の前期(二次は小論文100点と面接のみ)や、京都府立医科大学(小論文・面接あり)は、学力試験以外の評価の比重が大きい入試です。小論文は早い時期から添削を受けて対策する必要があります。

地域で働く意欲が明確な受験生

三重大学・滋賀医科大学(地域医療枠)、大阪公立大学(大阪府指定医療枠)、京都府立医科大学(地域枠A)、奈良県立医科大学(地域枠・緊急医師確保)、和歌山県立医科大学(県民医療枠・地域医療枠)など、地域枠が多くあります。勤務義務の内容は枠ごとに異なるため、募集要項で確認してください。

足切り(第1段階選抜)

共通テストの得点で、二次に進めるかが決まる

第1段階選抜は、共通テストの得点で二次試験に進める人数を絞る制度です。近畿の国公立では、実施する大学としない大学があり、実施しても年度によって通過人数が変わります。直近の例を示します。

出典:各大学の公表資料を集計した予備校サイト(松濤舎「医学部受験の定石」)などを参照。数値は2026年度入試の定員・配点と、直近に公表された結果(主に2025年度入試)です。2026年度入試の結果は10月頃の公表予定のため、今後更新します。必ず各大学の最新の学生募集要項でご確認ください。

塾・予備校の選び方

タイプ別の強みと、確認したい点

特定の塾名は挙げず、一般的なタイプごとに整理しました。MedWolfの強みと注意点も、同じ基準で載せています。

MedWolfが合っている方

志望校から逆算した計画を一緒に作ってほしい方。国公立医学部に合格した現役医大生の勉強法・受験経験を直接聞きたい方。通塾が難しい地域にお住まいの方。わからない問題を365日質問したい方。

別の選択肢が合っている方

同じ志望校の仲間と同じ教室で競い合う環境が必要な方。対面でないと学習が続かない方。面接・小論文など個別の対策を中心に探している方は、体験授業・説明会で対応範囲をご確認のうえ、他の塾と併用するかご検討ください。

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よくある質問

近畿の医学部受験 Q&A

近畿で二次試験の比重が最も高い国公立医学部はどこですか?

2026年度の配点では、京都大学が約78%で最も高く、次いで大阪大学が75%です。奈良県立医科大学の後期も75%ですが、前期は約10%と大きく違います。大学ごとに配点方式が違うため、募集要項で確認してください。

奈良県立医科大学の前期の倍率が1.1倍と低いのはなぜですか?

2025年度の前期は、志願者48名・受験者25名・合格者22名でした。定員が22名と少なく、二次に学科試験がなく共通テストの得点が大部分を占めるため、志願者数が年度によって大きく動きます。前年(2024年度)は3.7倍、2023年度は8.6倍でした。倍率だけで判断せず、共通テストで高い得点率を取れるかを基準に考えてください。

京都大学や大阪大学には、足切りがありますか?

京都大学も大阪大学も、医学科には第1段階選抜があります。共通テストの合計が1000点満点中700点以上の人のうち、募集人員の約3倍までが二次に進みます(令和8年度の大学の入学者選抜要項)。京都大学は、2026年度に志願者267名のうち254名が通過しました(大学公表)。基準は年度ごとに変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。

オンラインの指導で医学部対策はできますか?

MedWolfは現役医大生がオンラインで個別に指導し、志望校から逆算した学習計画を一緒に作ります。通塾の時間や距離を気にせず、近畿のどこからでも受講できます。対応範囲は、無料体験授業・説明会でご確認いただけます。

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